もともと目指していた医師像は、病気だけを診るのではなく病人を診る医師でした。
1997年大学病院心臓血管外科入局。大学では術者のチャンスが無く、2004年民間病院へ転職。そこで大動脈外科医として執刀。術者としての症例が増え、外科医としてはうれしい状況でしたが、気付くと知らずしらずのうちに自分の目指す全人的な医師像から離れ、手術職人の道に入り込んでいました。そして、こころ通わすコミュニケーションも不十分になっていました。手術漬けの生活で経験したり感じたりしたことで、気付きました。全人的医療がしたい。
そこで2007年、リハビリテーション科へ転科。転科してからは、非常勤で訪問診療にも携わっています。疾患にこだわらず、障害のある方をすべて診るGeneralなリハビリテーション科が専門です。
これからの時代は経験則で話しをしても信用されない時代になってくると考えたとき、障害についての臨床研究や医療制度についての知識、実践方法などを身につけて今後の医師人生を進めて行かなければならないと考えました。
そこで、2年間帝京大学大学院公衆衛生研究科で疫学、生物統計学、行動科学、ミクロ経済学、保健医療政策など幅広く公衆衛生学を学び、2016年公衆衛生学修士(MPH)を取得いたしました。リハビリテーション科をベースに、さらに広い視点で、実臨床に活かしていきたいと考えています。
森山リハビリテーションクリニック
院長 和田 真一
▼ 略 歴
1997年 |
東邦大学医学部卒業 |
1997年 |
東邦大学医療センター大森病院 心臓血管外科 |
2004年 |
川崎幸病院 大動脈センター |
2006年 |
帝京大学医学部附属病院 心臓血管外科 |
2007年 |
昭和大学病院 リハビリテーション科 |
2008年 |
昭和大学藤が丘リハビリテーション病院 リハビリテーション科 |
2011年 |
昭和大学医学部リハビリテーション医学講座 医局長 |
2014年 |
森山リハビリテーションクリニック |
▼ 資格など
リハビリテーション科専門医・指導医 |
循環器専門医 |
日本外科学会認定登録医 |
義肢装具適合判定医 |
福祉住環境コーディネーター2級 |
統計検定2級 |
公衆衛生学修士 |
博士(医学) |