ボツリヌス療法
ボツリヌス療法とは、天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を筋肉 内に注射する痙縮(筋肉のつっぱり)に対する治療法です。
ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があり、注入することで筋肉の緊張をやわらげることが可能です。
ボツリヌス療法は世界80ヵ国以上で認められ広く使用されています。
ボツリヌス療法は、生活動作を中心に考える必要があります。
「痙縮」が生活にどのように影響しているのか?
「痙縮」が軽減すればどのように生活が良くなるのか?
「痙縮」を軽減するとどのようなデメリットが考えられるか?
などについて患者さんに説明し十分納得していただいた上で治療するものです。
ボツリヌス療法外来について
当クリニックでは、脳梗塞、脳出血、脊髄損傷、小児脳性まひなどに由来する、手足の緊張・つっぱりに対しての相談、加療が可能です。
ボツリヌス療法に、セルフエクササイズ指導を含むリハビリテーションや、装具療法なども組み合わせて患者さんの治療を考えます。 全例にリハビリテーションが必要なわけではありませんが、ボツリヌス療法を行った後は、筋緊張が変化するので、リハビリテーションを組み合わせておこなう事でより効果が期待されるケースが多いです。
受診希望の方は、予約制となります。
【予約・お問い合わせ時間】9時~17時
【クリニック受付】TEL 03-6426-7318
ボツリヌス療法担当医師について
川手医師:昭和大学医学部 リハビリテーション医学講座 教授
和田医師:森山リハビリテーションクリニック 院長